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シーズン最多本塁打の日本新記録にばく進中のヤクルト・村上、もはや更新自体は確実で、何本上積みできるかが興味の焦点である。
残り20試合で野村克也元監督の52本に並んでいるから、今後は2試合に1本打つだけで、ヤクルトの先輩4番バレンティンの60本を超えられる計算だ。

村上にとって一番幸いなことには、王貞治・現ソフトバンク球団会長の55本を超えさせまいとする〝圧力〟が、現代の球界にはない。
2001年には近鉄・ローズ、02年には西武・カブレラが55本を打ち、日本新記録を目指して王監督率いるダイエー戦に臨んだが、いずれも徹底的に勝負を避けられて四球と凡打の山を築かされている。

しかし、今回は村上が日本人で、巨人・松井秀喜と同じ背番号55をつけていることもあり、球界全体が記録更新に歓迎ムードだ。
そうした中、気になるのがヤクルトの残り22試合の対戦相手の出方である。

とくに6試合を残すDeNA、各5試合の阪神、広島はいずれもCS進出がかかっているだけに、僅差の展開で、走者がいる場面で村上を迎えたら、真っ向勝負を避けてもおかしくはない。
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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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