カープが勝てない😢⚾️

DeNAの試合前練習は守備のみ

きょうのようなクソ暑い日に東京から横浜まで取材に行くとなると、結構勇気が要る。
なにしろ、最高気温35℃超ですからね、午後1時半にハマスタに着いたら、ポロシャツもホワイトデニムも汗でベトベト。

猛暑対策のため、DeNAがグラウンドで行った練習はウォーミングアップと軽めのノックのみ。
バッティングは室内練習場でやっていたが、ここは感染対策のために報道陣は立入禁止になっている。

というわけで、きょうの試合前はほとんど取材になりませんでした。
いや、収穫はゼロではなかったけれど、かいた汗に見合うほどではなかったというところ。

初回、3番・秋山が先制タイムリー(珍しくドンピシャリのタイミングで撮れた)

試合は初回、DeNAの先発・浜口から秋山がタイムリーヒットを打ってカープが1点を先制。
直後のその裏、先発・床田がDeNA・牧に適時打を打たれて追いつかれたものの、二回には長野が3号ソロ本塁を放って勝ち越す。

しかし、またも直後のその裏、床田が投手・浜口のタイムリーなどで2点を献上。
きょうの流れはDeNAかな、と思っていたら、五回には床田が一塁ゴロを打って走り出した途端に転倒し、そのまま退場となってしまった。

五回、先発・床田が走塁中のアクシデントで退場

床田は左足が引っかかったような状態で突っ伏すようにダウン。
そのまま起き上がれずに担架で搬送され、試合後に両足首付近のアクシデントであることが明らかにされた。

今季、カープが低迷している大きな要因の一つに、先発投手陣の不振がある。
大瀬良や森下がらしくない打たれ方、点の取られ方をしたり、九里が中継ぎに降格させられたり、ここで彼らが踏ん張ってくれたらという局面で痛い星を落としたことが、今季ここまでの悪い流れにつながっているように見える。

そうした中で、床田は6敗しているとはいえ、8つの勝ち星、防御率2.70はともにチームトップ。
今季は自身初の2ケタ勝利を射程圏内に収めていただけに、もし長期離脱となれば本人にとってもチームにとっても非常に痛い。

カープ打線は七回、いったん5-5の同点に追いついたが、以降はDeNAのリリーフ陣から勝ち越し点を奪えず延長戦に突入。
本来は粘りと緻密な野球を得意とするカープが、延長十回、十一回と、いずれも先頭打者がヒットで出塁しながら、最初は菊池涼、次は三好と、2度とも送りバントを失敗しているのも気になりました。

最後はその延長十一回、1死満塁から宮﨑にヒットを打たれてサヨナラ負けとなり、これで6連敗。
ちなみに、宮﨑のサヨナラヒットはこれが6本目で、前回はコロナ禍で開幕が延期された2020年6月21日、無観客で開催された開幕カード、やはり広島戦の3戦目で新外国人スコットから打っており、この場面は僕も臨時記者席だった日産スタースイートで見ていました。

そういう意味では、ただ負けたというだけでなく、負け方もよくない。
なお、床田は明日4日、広島に帰って精密検査を受けるそうです。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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