ベルーナドームは遠くない、暑くない、けどきょうはちょっと寒かった😷⚾️

ベルーナドーム、ネット裏のデラックスなシート

きょうはきのうに続いてベルーナドームでの西武-楽天戦の取材で、2日連続でこの球場に来るのはかなり久しぶりでした。
西武が王者と呼ばれていた1990年代にはオープン戦、公式戦、日本シリーズと、しょっちゅう足を運んだものですが。

まだ堤義明さんがオーナーだった当時、この球場について禁句となっていたのが「遠い」「暑い」「寒い」。
都内や他県から遠いこと、屋根がついてから夏は暑くなったこと、秋はドーム球場なのに風が吹き込んで寒いこと、という3つはわかってはいても言ってはいけない、とされていた。

そんなタブーがなぜか数年前から解禁され、いまでは西武の選手や関係者まで、「夏の試合中なんて熱気がこもってたまりませんよ」などと大っぴらに話している。
時代は変わった、というより、昔の習慣がおかしかったんでしょうけどね。

変わったと言えば、スタンドも15年前から大がかりな改装が行われて、とくにネット裏のシートが以前とは比べ物にならないくらいデラックスにグレードアップ。
90年代の日本シリーズはよくネット裏の席で取材していたけれど、当時は椅子が硬くて小さくて、3時間以上も試合を見ていたら尻が痛くなった、とは今だから書ける話ですが。

「遠い」ことに関しては、個人的にはそれほどとは思いません。
行きは拙宅の最寄駅、東京メトロ有楽町線江戸川橋駅からだと西武線直通電車に乗れるので、これが各駅停車でも、石神井公園駅で急行飯能行、西所沢駅で狭山線に乗り換えれば1時間ちょっとで着く。

拙宅からの所要時間は、横浜スタジアムや千葉のZOZOマリンスタジアムへ行くときとほとんど変わらない、というより、いっそベルーナドームのほうが近いぐらい。
土日の帰りはお客さんで混雑するものの、それでも1時間ちょっとしかかからなかった。

東スポの記者席からの眺め

ついでに書いておくと、ベルーナドームはネット裏記者席からの景観も素晴らしく、ゲームの全体像を把握しやすい。
この好位置と眺めの良さは、甲子園やマツダスタジアムにも匹敵する…と言って、他の球場の記者席がダメだと言っているわけではありません、念のため。

ただ、きょうに限って言えば、感染防止対策のために記者席のドアが開放されているため、年寄りにはちょっと寒かった。
と思っていたら、机の下にライオンズのロゴとレオのイラスト入り膝掛けがあって助かりました。

さて、肝心のゲームは、楽天の先発・瀧中が二回に4点を取られてやや一方的な展開になってしまった。
きのうのZoom囲みでなかなか面白い発言を連発していたので期待してたんですけどね、次回登板に期待しています!

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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