【きょう21日発売!】東京スポーツ『赤ペン!!』347

阪神・佐藤輝、広島・栗林と新人王を争うDeNA・牧にとっては実に心強い助言だった。
今月10日の練習日、「上半身じゃなく下半身から連動して打った方がいい」と田代巡回打撃コーチが指摘され、これが14日の巨人戦で飛び出した17号本塁打につながったという。

「試合で打つことばかり考えていると、自分では気づけない部分がある。
田代さんにそれを教えてもらったのがよかったと思います」

そう語る牧が新人王を獲得すれば球団では2018年の東以来。
野手としては、00年に史上初の新人王と首位打者の同時受賞を果たした金城(現巨人コーチ)以来、21年ぶりの快挙となる。

実は、その金城をブレークさせた陰の功労者も田代コーチだった。
さらに、田代コーチはまだ20歳だった若手時代、2歳年上の新人・山下大輔の〝面倒〟も見ていたのだ。

何だ、また田代ネタかと思われるかもしれませんが、この話が面白いんですよ。
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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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