『宇宙戦争』(1953年版/WOWOW)😉

The War of the World 
85分 1953年 アメリカ:パラマウント・ピクチャーズ

イギリスBBCの最新テレビドラマ版『宇宙戦争』のWOWOW初放送に合わせてオンエアされた1953年のアメリカ映画化版。
小学生か中学生のころ、テレビの地上波洋画番組で興奮しながら観入った記憶があり、大変懐かしく鑑賞した。

この際だから、自分の『宇宙戦争』体験を時系列で振り返っておくと、H・G・ウェルズの原作小説を読んだのは小学校低学年のころ。
親に買ってもらった全集『少年少女世界の文学』(小学館)に収録されており、内容は重苦しくてあまり面白いとは思わなかったが、挿絵がリアルで迫力に満ちており、いまだにはっきりと思い出せる。

ハリウッドで初めて実写映画化されたこの映画版は当時、確か『日曜洋画劇場』(NET/現テレビ朝日)の番宣で、マーシャン・ウォー・マシーンがロス市街のビル群を破壊して回る場面が何度も流されていたと記憶する。
念願叶って初めて観たときは大喜びで、カラー画面の鮮やかな色合いにびっくりし、マシーンが中間子破壊光線を出すときの効果音にもしびれたものだ。

いま観ると、当然粗も目につくけれど、CGのない時代に米兵が本物の炎に包まれる姿、ガラガラと崩れ落ちる石造りの建物のミニチュアなど、この時代ならではのリアルな質感を感じさせるシーンも少なくない。
デジタルリマスター処理された画面が非常に鮮やかなこともうれしかった。

製作ジョージ・パル、監督バイロン・ハスキンはSF映画ファンには有名な〝SFの巨人〟で、我が国では漫画の巨匠・手塚治虫、藤子不二雄も影響を受けたことで知られる。
このコンビのもう1本の傑作『黒い絨毯』(1954年)のリマスター版もWOWOWで放送してくれないかな。

オススメ度B。

ブルーレイ&DVDレンタルお勧め度2021リスト
A=ぜひ!🤗 B=よかったら😉 C=気になったら🤨  D=ヒマだ ったら😑
※再見、及び旧サイトからの再録

3『宇宙戦争』(2019年/英)B
2『AI崩壊』(2020年/ワーナー・ブラザース)B
1『男はつらいよ お帰り 寅さん』(2019年/松竹)C

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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