ナゴヤドームはここが変わった⚾️🐉

栄にある国際デザインセンタービル

今朝、ホテル周辺を散歩していて、ふと目にとまったのがこの巨大な国際デザインセンタービル。
実は私、A先生はこの中の会議室で、いまのところ人生最初で最後の「講演」をやったことがあるのです。

主催者は愛知県が世界に誇る大企業の労働組合で、いま思い出しても顔中から汗が噴き出しそうになる。
この講演をやることになったのも、そもそもは野球の取材がきっかけで…という話は小っ恥ずかしいので割愛。

きょうは牛丼の松屋で朝定食を食べたあと、正午までホテルの部屋にこもり、一昨日行った対面インタビューの文字起こし。
出かける前にテレビニュースを見たら、「東京の感染者数最多280人台」というテロップが出てきて一気に暗い気分になってしまった。

左側の無帽の選手が石川昂

ナゴヤドームには開場時刻の午後1時に到着。
ようやくインタビューの文字起こしを完了した30分後に早出練習が始まり、きのうはよく見られなかった石川昂のフリー打撃をじっくりチェックしました。

きのうは無安打2三振と残念な結果に終わったけれど、石川昂はにこやかに伸び伸びとバットを振っていた。
レフトスタンドへ運んだ打球は、引っ張っているのにライナー性ではなく、大きな放物線を描いて飛んでいく。

その半面、センターから逆方向を意識した打球は低く飛んで、いわゆる糸を引くような弾道。
「石川は打撃練習を見ているだけでも楽しくなりますね」と、隣の席で知り合いの記者が言った。

関係者サロンの豚骨ラーメン650円

久しぶりのナゴヤドームで、「ここが変わりましたよ!」と某紙ドラ番が強調していたのが関係者サロンの食事メニュー。
以前は定食が2種類のみだったところを1種類にして、代わりに様々な種類のラーメン、そば&うどん、カレーライスを増やしたんですね。

少々迷って豚骨ラーメンをオーダーしましたが、確かになかなかイケる。
とくにチャーシューが肉厚で、うっかりチャーシュー麺を注文しなくてよかったと思ったほど。

試合前、電光掲示板に表示された草野球の案内

もうひとつ、もっとはっきり変わったとわかったのが電光掲示板の大きさで、A先生が知っている10年以上前から3倍になっている。
上の画像は試合前、左3分の1の部分に映された草野球用の使用料の広告。

試合中は中日だけでなく、相手チームの選手の詳しいデータも映される

試合開始が近づくと、この3倍になった電光掲示板に様々な演出用の映像や感染防止のためのテロップが出てくる。
そして、試合中には中日の選手だけでなく、相手選手のデータも中日の選手と同じ大きさと詳しさで表示されるのが素晴らしい。

プロフィール、今シーズン、きょうの試合の成績が大きな字で書かれているから、ファンにとっては非常に親切。
A先生のような年寄りの記者も、よく知らない選手をいちいち検索したり、名鑑を繰ったりしなくて済むもんね。

きょうはいつもと同じようにチケットが5000枚発売され、入ったお客さんが3805人。
きのう勝ったせいか、3698人よりは若干増えました。

試合も六回まで接戦で、ラッキーセブンの七回に中日が3点を追加して突き放すというホームゲームとしては理想的な展開。
ドラゴンズにはここから浮上して、セ・リーグの上位戦線を引っかき回してほしいものです。

そうすれば、ナゴヤドームにもっとお客さんが入って、スタンドももっともっと盛り上がるはず。
…だけど、感染者が急増している折、そう煽らないほうがいいのかな。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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