トイレットペーパーを探して🧻

近所のドラッグストアは毎日こんな有様

先週末は無観客取材2連荘、ロングインタビュー3連荘だった。
週明けの月火水はインタビュー原稿執筆3連荘である。

その間、テレビのニュースや情報バラエティー番組をチラチラ眺めていると、トイレットペーパーの買い占め騒ぎが起こっているという。
そんなことになっているのかと思い、洗面台の下に入れてある我が家の備蓄を確かめたら、残り5ロール。

じゃあ、いまのうちに買っておくかと、昨夜近所のスーパーやドラッグストアに足を運んだら、トイレットペーパーもティッシュもどこにもない。
ドラッグストアの店員に聞いたら、明日の朝は入荷があるが、最近はすぐに売れ切れる日が続いていて、この日の朝も開店時間には結構な行列ができていたらしい。

帰宅後、故郷の田舎はそうでもないだろう、親にトイレットペーパーを買って送ってもらおうと考え、広島県竹原市の実家に電話。
そうしたら、お袋にこう言われました。

「こっちもトイレットペーパーがないんよ。
ティッシュもマスクもないし、米まで買い占められてしもうて、どこにも置いてないわ」

えらいことになってきたな、としばし呆然。
今朝起きてテレビを見たら、埼玉のコンビニではトイレのトイレットペーパーが持ち逃げされる事件が頻発しており、トイレのドアに「トイレットペーパーはありません」という貼り紙をしている店もあるとか。

コメンテーターの女性が「実家に電話して親に買ってもらおうと思ったら、そっちにもないって言われました」。
誰しも考えることは一緒だね。

しかし、一夜明けた今朝、今度はきのう行かなかったスーパーまで足を伸ばしたら、行列に並ぶことも奪い合いをすることもなく、ごく普通にトイレットペーパーを買うことができました。
朝7時開店の店へ8時過ぎに行って買えたんだから、この騒ぎもそろそろ収束か、とそのときは思った。

ところが、さっきまたドラッグストアに行ってみたら、やっぱりトイレットペーパーもティッシュも売り切れ状態。
もちろんマスクもなく、明日入荷があるかどうかもわからない、と棚の貼り紙に書いてある。

球場での取材はマスク着用が義務付けられているから、これは困りました。
しばらくはガーゼのマスクを洗って使うか、バンダナやネックウォーマーで口元を覆い、強盗ルックで取材するしかないかなぁ。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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