巨人の紅白戦取材で大ショック⚾

紅白戦三回裏、紅組(ファーム)の投手は直江、白組(一軍)の打者は北村

ゆうべは宮崎キャンプ滞在中、最も盛り上がった一夜となりました。
とは言っても、地元の友人と名物料理をたらふく食べ、カラオケで定番の大滝詠一のナンバーを歌ったら、これが自分でも思いがけず上手く歌えて、いい気分になった、というだけのことなんだけどね。

おかげで、今朝は少々二日酔い気味でサンマリンスタジアム宮崎へ。
そうしたら、バスを降りて球場へ向かっている途中、思いがけずショッキングな出来事に出くわした。

プロ野球のキャンプを取材して30年になるけれど、こんなにもしばし呆然としてしまい、「最悪」とつぶやいた事態は初めて。
二日酔い気味だったからと言って、球場周辺で立ちションしているところを見つかったとか、正面玄関の前でゲロを吐いてしまったとか、そういう話ではありませんが。

ただ、内心の動揺が顔に出ていないかどうか、少々気になったため、信頼できる記者をつかまえて、「おれ、変な顔してないか? フツーに見えるか?」と確認はした。
以上、この件は備忘録として記しておくにとどめます。

さて、きょうの取材の目玉は巨人の今キャンプ初の紅白戦。
今年先発ローテーション入りが期待される白組の畠、髙田の投球に期待していたのですが、いずれも四球がらみで失点しており、先行き不安な内容に終わった。

逆に、大いにアピールしていたのが紅組の育成で、投手の山川が1イニングを三者凡退に打ち取れば、4番のモタも2安打して内角球を巧みにさばく技術の高さを披露。
モタも山川も面白い素材だと思うので、もし14日からの沖縄キャンプに連れて行かれたら、前二軍監督の川相昌弘氏に印象を聞いてみたい。

なお、阿部二軍監督にとってはこの日の紅白戦が〝初陣〟。
犠打や盗塁をからめた采配は、ハズレた場面もあったけど、ハマるところではハマり、元木ヘッドコーチ率いる白組に大勝しました。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
先頭に戻る