川相昌弘監督、前田幸長コーチがベンチで口論!💢

初日終了後のフォトセッション みなさん、お疲れ様でした!

つい刺激的な見出しを付けたくなる夕刊紙体質が抜けなくてすみません。
これはきょうの夜、コフレリオ新宿シアターで観劇した〈劇団チェンジアップ〉の公演『笑あっぷあっぷナイター』のコントの一コマ。

川相監督が内野手に「下がれ」と中間守備の指示を出すと、背後の前田投手コーチがこっそり「寄れ」と手招きする。
ふんぞり返って細かくメモを取る川相監督、苦虫を噛みつぶしたような顔で采配を見ている前田コーチ、どちらも〝らしい〟演技で笑いが止まらなかった。

川相さんは野球教室のコントで「バントは嫌い、ホームランを打ちたい!」と言う子供になったり、チンピラに絡まれた女性を救う〝バント侍〟として大見栄を切ったり。
前田さんは師岡正雄アナと漫才コンビを組んで「松本(秀夫アナ=劇団座長)さんとやりたかったんだよな」とうそぶいたり、スタンドのヤジにマジギレするピッチャーを演じたり。

いやあ、面白かったなあ。
お二方ともこういう本格的な舞台経験はほぼ初めてのはずで、観るまでは正直なところ、スベらなきゃいいけどなあ、と一抹の不安を感じていたのですが、まったくの杞憂に終わった。

胡口和雄さん、山田透さんらベテランアナウンサー、女優さんや子役をはじめとして、脇を固める人たちの演技力もさすが。
とくに胡口さんの演技の幅の広さには感服しました。

この公演は13日(月)までで、12日(日)は完売ですが、他の日はまだ若干の余裕があるそうです。
こういう舞台はなかなか観られないだろうから、この機会にぜひ!

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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