【明日22日AM8:00生出演!】TBSラジオ『森本毅郎スタンバイ!日本全国8時です』137

明日1本目の話題はやはり、今年納めの場所となった大相撲九州場所でいこうかな、と考えています。
場所前に「優勝候補の本命は休場明けの白鵬」と話したら、A先生にしては珍しく予想通りの展開になっているし。

しかし、これが角界にとって喜ばしい状況かとなると、また話は別。
今場所、A先生が期待していたのは、進境著しい朝乃山、大関に復帰した貴景勝、大関取りのかかる御嶽海、婚約を発表した大関カド番の高安、などなど。

このあたりが優勝争いにからみ、白鵬を追いかけてくれれば面白くなるはずだった。
が、朝乃山はともかく、貴景勝は前半戦で痛い星を落とし、御嶽海は右目上のケガに泣いて、高安は8日目にぎっくり腰で休場。

期待の若手たちがこれではなかなか世代交代も進まないな、と思っていたら、白鵬がこんなことを言っているという。
「彼ら(朝乃山や御嶽海)は(年齢的に)若手じゃないでしょう」

確かに、白鵬がもう衰えた、相撲内容が悪いと批判されている割に、その横綱を脅かすほどの力士が一向に出てこない。
これには親方衆も危機感を募らせているらしい。

少々話は飛ぶけれど、世代交代と言えば、最近、第一線の選手がどんどん入れ替わっているのが女子ゴルフですね。
大詰めを迎えた賞金女王レースでは25歳の鈴木愛、21歳の渋野日向子がトップを争い、現在開催中の大王製紙エリエールレディスオープンでは23歳の森田遥が7アンダーで単独首位発進。

その下には21歳の勝みなみや河本結、19歳の古江彩花が控えており、同じ時期にアメリカでCMEグループツアーに出場する20歳の畑岡奈紗も注目される。
そういう若手の台頭の一方で、エリエールレディスに出場中の33歳の諸見里しのぶ、31歳の一ノ瀬優希、35歳の佐伯三貴は第一線から引くことを表明。

29歳の大江香織もツアーから引退したんだよね。
40歳過ぎまで現役を続ける選手が珍しくないプロ野球を見ていると、女子ゴルフの世代交代の早さには驚かされる。

いや、だからと言って、明日女子ゴルフを話題にすると決めているわけではありません。
ただ、興味深い現象ではあります。

明日もよろしくお願いします!

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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