東京スポーツ『赤ペン!!』231

最近、巨人・原監督の発言に違和感を感じることが多い。

先日も、現行のFA制度で定められた旧所属球団への人的補償について、「敵でしょ。ふざけてるよね。なくす必要がある」と批判。
丸の人的補償で広島が長野を獲得したため、長野をプロテクト枠28人から外していた巨人が悪役視されたことにも言及し、「(その論調にも)ヘドが出る。やっぱり人的補償はダメだな」と斬って捨てた。

第2次政権時代までの原監督はFA補強に乗り出す際、「われわれは常に正々堂々と、ルールに則ってやる」と公言していた。
それがいまでは、「誰が決めたルールなのか知らないけど、ルールは変えればいい」って、うーん。

FA制度はそもそも、原監督が現役時代、選手会長を務めていた1993年に導入が決まった。
原会長は当時、「FAはわれわれが作った」と胸を張っていたが、実際には…。

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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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