阪神ファンの絶叫を聞きながら

6回1死満塁で巨人・小林が打席に入っていたころ(モニター右)、両国国技館では初顔合わせの東龍−炎鵬の取組が制限時間いっぱい(同左)

今朝は朝食のあとでいささか縁起の悪いことがあった。
どうした加減か、愛用していたマグカップが割れてしまったのだ。

6月末、青山の国連大学前で開催されているファーマーズ・マーケットで買ったもので、値段は700円。
大損害というほどではないけれど、無地の白塗りというシンプルなデザインが気に入っていただけにガックリきました。

A先生の一日は朝散歩でしっかりお腹を空かし、朝食で自家製トーストサンド、野菜サラダ、ヨーグルトをガッツリ食べたあと、マグカップでブラックコーヒーをたっぷりと胃袋に流し込むところから始まる(牛乳も飲んでますが)。
そういうルーティンに必須のアイテムが失われたのは非常にイタい。

というわけで、少々落ち込みながら東京ドームへ足を運び、〝伝統の一戦〟巨人−阪神戦を取材。
東京ドームでは今季最後だからか、きょうは阪神ファンの声援と罵声がいつにも増して激しかったような気がする。

東京ドームの記者席は3年前、現在のチャンピオンズシートがあるバックネット裏から三塁側指定席の上部へ移転。
ビジターチームのファンが多い立ち見席の手前になったため、ここで観戦しているファンの声がうるさいほどよく聞こえるのだ。

とくに阪神ファンは巨人の選手だけでなく、阪神の選手がポカや凡打をすると情け容赦ない罵声を浴びせる。
ラッキーセブンで『闘魂こめて』がかかるとその替え歌まで絶叫し、「レッツゴー、ジャイア〜ンツ♪」という掛け声にまで「ロッテのパクリ〜♪」などという言葉をかぶせるんだよね(そこだけ、ちょっと吹いたけど)。

代打で出場した阪神・鳥谷の姿が東京ドームで見られたのもこれが最後。
巨人ファンからも温かい拍手と声援が送られた中、結果は四球でした。

試合は2−1で阪神が勝ったものの、2位DeNAが中日に負けたため、敗れた巨人の優勝マジックは1つ減って4。
優勝決定は最短で20日、ハマスタでのDeNA戦となった。

帰途、神楽坂の瀬戸物屋に寄り、新しいマグカップを買いました。
今度は長崎のはさみ焼きで、2500円もしたから、割らないようにしないとな。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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