和歌山の名将を訪ねる

きょう県予選3試合が行われた紀三井寺球場

今週は高校野球の名将を訪ね歩き、往年の名勝負についてインタビューすることになっている。
その第1弾は和歌山にこの人ありと謳われた某元名監督。

和歌山は近いようで遠く、弾丸出張とはいかなくて、前夜のうちに現地入り。
ホテルの天然温泉に浸かって汗を流し、朝日新聞のA記者に紹介された居酒屋で冷酒と南海の魚に舌鼓を打ちました。

一夜明けたきょう、朝から某元名監督が待ち構える紀三井寺球場へ。
ちょうど第1試合・和歌山東−向陽戦が始まったところで、後半からドラフト候補の1人と言われる和歌山東・落合秀市くんが2番手で登板。

いきなりバント処理をミスして同点に追いつかれ、投球内容はいまひとつピリッとしませんでした。
試合は和歌山東がサヨナラ勝ちしたけれど、ネット裏で見守っていた某在京球団スカウトの目にはどう映ったかな?

この試合後に始まったインタビューは、さすが名将だけあり、ネタは豊富、言葉は含蓄に富み、笑わせどころもたっぷり。
あまりに面白過ぎて、取材している最中から、こりゃ原稿にまとめるのが大変だぞ、と逆の意味で頭を抱えてしまいました。

和歌山の人はおしゃべり好きなのか、帰りのタクシーの運転さんも、紀三井寺や和歌山国体についての思い出をマシンガンのようにしゃべるしゃべる。
とくに強調していたのが、「県外のお客さんは和歌山ラーメンを食べたいって言うけど、あんなもの名物でも何でもないよ、私はちっとも美味いとは思わないねえ」。

そこまで言われたら、かえって食べてみたくなったりして。
ご縁があったら、またぜひ和歌山をお訪ねしたい。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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