【25日発売予定!】『広島力』達川光男・著、赤坂英一・構成

(発行:講談社 第1刷:2019年3月25日 定価:1000円=税別)

達川光男さんが初の著書を上梓することになりました。
プロ野球ファンで、えっ? 達川さんって誰? という人はあまりいないと思いますが、念のために書いておくと、元広島東洋カープの名捕手にして、指導者としてもダイエー、阪神、中日、ソフトバンクでコーチを歴任した人物。

私、日刊ゲンダイの野球記者だったころから、達川さんには一方ならぬお世話になっております。
2006年に独立してからも、東スポやWEDGE Infinityでの連載コラム、『キャッチャーという人生』(講談社)、『広島カープ論 蘇る赤ヘル』(文庫版『すごい!広島カープ』、PHP研究所)などなど、様々な記事や著書にご協力いただきました。

もちろん、達川さん自身の単著を出しませんかと、何度か持ちかけたこともあります。
が、私のどんな無茶振りにもワイルドピッチに飛びつくように答えてくれる達川さんも、自分の本を出す話にだけは頑なに首を横に振り続けてこられました。

「わしゃ自分の本は出さん。
いままでに何遍も、仰山そういう話が来たけど、どっか一つのところで出したら、ほかに話を持ってきた人にみんな泣いてもらわにゃいけんじゃろ。
そういうのは嫌なんよ」

しかし、そう言い続けてきた達川さんも、昨年限りでソフトバンクのヘッドコーチを退任し、今年で63歳という年齢を迎え、心境に多少変化が生じたのか。
改めてご本人の周辺関係者の間で著書を出しませんかという話が持ち上がると、こう仰ったのです。

「わしの本を書くんなら、書き手は赤坂しかおらん!」

まことに光栄なことです。
しかし、その理由を聞いてみると…。

「そりゃあ、赤坂いうたら、広島が生んだ日本一のゴーストライターじゃけんのう!」

あのー、私、一応、肩書はスポーツライターなんですけど…と、反論はしませんでした。
面倒臭いし、せっかく達川さんがその気になってくれたんだし。

聞き取りも執筆も大変でしたが、そのぶん、大変読み応えもある本になったと自負しております。
広島商業やカープでの自叙伝的内容に加え、阪神やソフトバンクでのコーチ時代についても初出しのネタが満載。

新書サイズで、価格はお求めやすい1000円(税別)。
発売予定日は今月25日!(広島では一部で先行販売あり)。

なお、amazonでのネット予約もすでに始まっています。
コチラからどうぞ!

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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