週末は野球とお通夜

東京ドーム

 一昨日(8日金曜)は一応、東京ドームで行われた第3次原巨人の〝初陣〟を取材に行ってきました。
 日米野球のために来日しているMLB選抜チームとのエキシビジョン・ゲームで、試合前には松井コーチ(画像左)と巨人の元木コーチ(中)、原監督(右)が談笑。

 巨人はコーチ陣だけでなく、広報担当をはじめ、チーム付のスタッフも大幅に刷新されたようです。
 あちこちでマスコミ関係者と名刺交換をしている光景に、改めて、ああ、巨人も新しい体制になったんだなあ、という感慨を覚えましたね。

 ただ、25,792人という客の入りは、正直なところ、初陣の割にちょっと寂しかった。
 まあ、来年の本番で勝ちまくり、どんどん話題を提供すれば、客足も自然と増えてくるだろうけど。

 一夜明けたきのう(9日土曜)は、品川の霊源寺というお寺で元フリーアナウンサー・深山計さんのお通夜に出席。
 かつては中国放送、ニッポン放送でプロ野球の実況を専門にしていた方で、三振を「ストラックアーウト!」、一塁で打者走者がアウトになると「アーウト、ワン(ツー)ダーウン!」などと、独特の表現でナイター中継を盛り上げていました。

 最近は「ライツ」というアスリートのマネージメント会社の運営に打ち込み、アナウンサーは事実上引退状態だったけど、亡くなったと聞いて、久々に往年の名調子を思い出した。
 死因は夏ごろに見つかった直腸がんで、64歳とまだ若かっただけに進行が早かったらしい。

 精進落としの場では、元ラジオ日本のJン子ちゃん、フジテレビのGンちゃん、TBSを定年退職したHデアキさんなど、すっかりご無沙汰していた方々と十数年ぶりに再会し、四方山話に花が咲きました。
 これも故人のお導きによるものでしょう。

 謹んでご冥福をお祈りします。
 おれも健康には気をつけないとな。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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